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一級自動車整備士2005年03月【No.17】 
ATの油圧センサ

問題

 電予制御式ATの油温センサの回路診断に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1) 図のV1とV2の電圧値が異なる場合は,センサの信号線,又はセンサのアース線に異常が発生していることが考えられる。

(2) 図のV3とV4の電圧値が異なる場合は,センサの信号線に異常が発生していることが考えられる。

(3) 図のV5とV6の電圧値が異なる場合は,センサのアース線に異常が発生していることが考えられる。

(4) 図のV6とV7に電圧があり測定値が同じ場合は,AT・ECU本体の異常が考えられる。


解説

前提条件は、センサを故障の対象とせず、

@信号ライン

Aアースライン

BAT・ECU

の三つを疑う。

センサを外さない状態でのチェックを考える。

それでも異常がある場合には、センサ本体、再びAT・ECUをチェックする。

(4)
「図のV6とV7に電圧があり測定値が同じ場合は,AT・ECU本体の異常が考えられる。」が間違いです。

6とV7の2箇所を測定しセンサ側に電圧が発生すれば、アース線に異常があります。

また、AT・ECU側にも電圧が発生すればAT・ECU本体に異常があります。

いずれも接地されるべき端子が浮いていて、電圧が発生したりします。


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