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2級シャシ自動車整備士・試験問題

2C 登録試験 2005年10月 問題 5

インテグラル型パワー・ステアリング(ロータリ・バルブ式)に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

ハンドルの操舵力は、ウォーム・シャフトからトーション・バーを介してスタブ・シャフトへ伝達される。

直進時,スリーブとスプール・バルブの油路が閉じているため、パワー・シリンダの両室に作用する油圧は生じない。

旋回時,ウォーム・シャフトのねじれ角に応じてスリーブが回転し、油路の切り替えを行う。

操舵時に油圧が発生しないときは、スタブ・シャフトがウォーム・シャフトのストッパ部に当たり、直接ウォーム・シャフトを回転させる。


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解説

選択肢(4)が適切です。


(1)ハンドルの操舵力は,ウォーム・シャフトからトーション・バーを介してスタブ・シャフトへ伝達される。

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです。

ハンドルの操舵力は、スタブ・シャフトおよびトーション・バーを介してウォーム・シャフトへ伝達される。

(2)直進時,スリーブとスプール・バルブの油路が閉じているため,パワー・シリンダの両室に作用する油圧は生じない。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

直進時、スリーブとスプール・バルブ間の隙間は等しい状態にあるため、パワー・シリンダの両室に作用する油圧は等しく、パワー・ピストンは動かない。

(3)旋回時,ウォーム・シャフトのねじれ角に応じてスリーブが回転し、油路の切り替えを行う。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

旋回時、トーション・バーのねじれ角に応じてスプール・バルブが回転し、油路の切り替えを行う。

(4)操舵時に油圧が発生しないときは、スタブ・シャフトがウォーム・シャフトのストッパ部に当たり、直接ウォーム・シャフトを回転させる。

これが選択肢が適切です。

故障時、トーション・バーがねじられ、ストッパによりスタブ・シャフトがウォーム・シャフトにあたり、直接ウォーム・シャフトを回転させ、パワー・ピストンを介してセクタ・シャフトが回転する。

故障時の作動です。

インテグラル型パワー・ステ