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2級自動車整備士・試験問題

油圧式ブレーキの油圧回路

図に示す油圧式ブレーキの油圧回路において、マスタ・シリンダの内径Aが25mm、ホイール・シリンダの内径Bが40mmの場合、ブレーキ・ペダルを矢印に50Nの力(F1)で押したとき、ホイール・シリンダのピストンにかかる力(F2)として、適切なものは次のうちどれか。

256N
320N
512N
768N

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解説

この問題の出題により、時代の流れが変わるサインかもしれません。

今までの問題では、なかった形の出題の方法だからです。

すなわち以前の2問が一つになった格好で出題されたことが、出題傾向が変わったいえます。

油圧式ブレーキの力

パスカルの原理

この二つの問題のコンビネーションとして、初めて出題されました。

今までには、なかったことです。

今までの、計算問題をしっかり習得しておけば問題なくとけますが、いざ本試験となると緊張して能力が低下し、ミスしてしまうかもしれません。

普段からすらすら解けるようにしておくことが肝心かもしれません。

さて、解答の方針として、
①てこの原理でマスタ・シリンダのピストンに掛かる力を求める

②求めた力を利用してパスカルの原理でホイール・シリンダのピストンに掛かる力を求める。


てこの原理でマスタ・シリンダのピストンに掛かる力を求める。

=32×50N

=32/8×50N

   =4×50N

   =200N

パスカルの原理により

F2=(40/25)2×200N

      =(1.6)2×200N

     =512N

今後もこのような、複合問題が出るかもしれません。

さらに、2G 登録試験 2016年10月 問題05 バルタイ問題も若干ひとひねりしてあります。

過去問題に出尽くした感があるので、組み合わせの格好で出題される傾向にあるといえます。