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ホイール・アライメント(車軸懸架式)
図に示す車軸懸架式のフロント・ホイール・アライメントに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
自動車を上から見たときに、フロント・ホイールの左右間の距離が後側より前側が狭くなっていることを(イ)といい、走行中にホイールが前開きになろうとする力を打ち消す働きをする。
図のAの傾きを(ロ)、Bの傾きを(ハ)といい、これらの傾きはハンドルの操作力の軽減や(ニ)を良くするために設けられている。
解説
選択肢(2)が適切です。
自動車を上から見たときに、フロント・ホイールの左右間の距離が後側より前側が狭くなっていることを(イ:トーイン)といい、走行中にホイールが前開きになろうとする力を打ち消す働きをする。
図のAの傾きを(ロ:キャンバ)、Bの傾きを(ハ:キング・ピン傾角)といい、これらの傾きはハンドルの操作力の軽減や(ニ:復元性)を良くするために設けられている。
非常に簡単ですが、特徴をまとめました。
キャンバ | 直進時 積載時のタイヤ接地面の確保 :車軸懸架式 旋回時 タイヤ接地面の確保 :独立懸架式 (ロード・ホールディングの確保) |
キャスタ | キャスタ効果の確保 |
キング・ピン傾角 | 制動時の車両安定性の向上 復元力の確保 |
トーイン | 直進安定性の確保 |
キーワード
○camber もとの意味は”反った材木”。
○ロード・ホールディング(road holding):車輪タイヤと路面との接着安定性。カーブや凸凹路の走行で、車輪が浮き上がったり滑りを起こしにくい懸架方式による性能。
○キャスタ効果(caster effect):舵取り車輪に自主的直進性を与えてその進行方向を安定させ、またハンドルを切ったときの戻り(復元)を容易にする作用。
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