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2G 登録試験 2013年10月 問題08
油圧制御の可変バルブ・タイミング機構(インレット・バルブ側)に関する記述として、不適切なものは次のうちのどれか。
解説
選択肢(1)が不適切です。
エンジン編・エンジン本体からの出題です。
(1) エンジン停止時には、ロック装置により最大進角状態で固定されている。
この選択肢が、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
エンジン停止時には、ロック装置により最大遅角状態で固定されている。
自動車整備士問題では、よくある一文字入れ替え問題ですね。
注意深く一文字一文字注意深く読んでくさい。
ちょっとしたうっかりミスで、合格点に達しないと、半年後・1年後また受けなきゃならいことになるので、一文字の入れ替えを見抜くよう集中力を高めましょう。
(2) 進角時は、インレット・バルブの開く時期が早くなるので、オーバラップ量が多くなり中速回転時の体積効率が高くなる。
この選択肢は、適切です。
体積効率は、通常の自然吸気のエンジンでは80~90%と言われます。
体積効率が100%にならないのは、実際には、吸気系全体、エンジンポート部の通気抵抗等があるためです。
(3) バルブ・タイミングの切り替えは、コントロール・ユニットからの信号により制御されるオイル・コントロール・バルブによって油圧を制御することにより行っている。
この選択肢は、適切です。
切り替えは油圧制御で行われます。
(4) 遅角時は、オーバラップ量を少なくしてアイドル回転時の安定化を図っている。
この選択肢は、適切です。
低速回転では、インレット・バルブの閉じる時期が早いと体積効率は高くなります。
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