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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2015年03月 問題01

コンロッド・ベアリングに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

トリメタル(三層メタル)は、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。

アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。

クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に負荷が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。

アルミニウム合金メタルは、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。


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解説

選択肢(3)が適切です。

エンジン編・エンジン本体からの出題です。


(1)トリメタル(三層メタル)は、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

アルミニウム合金メタルは、アルミニウムに10~20%のすずを加えた合金である。

あるいは、 トリメタル(三層メタル)は、銅に20~30%の鉛を加えた合金を鋼製裏金に焼結し、その上に鉛とすずの合金または鉛とインジウムの合金をめっきしたもである。

(2)アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の低いものは、高いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

アルミニウム合金メタルで、すずの含有率の高いものは、低いものに比べてオイル・クリアランスを大きくとる必要がある。

(3)クラッシュ・ハイトが大き過ぎると、ベアリングにたわみが生じて局部的に負荷が掛かるので、ベアリングの早期疲労や破損の原因となる。

この選択肢が適切です。

クラッシュ・ハイトが小さ過ぎると、コンロッドのキャップ・ボルトを締め付けても、ベアリング・ハウジングとベアリングの裏金との密着が悪くなり、焼き付きを起こす原因となります。

(4)アルミニウム合金メタルは、鋼製裏金にケルメット・メタルを焼結し、その上に鉛とすずの合金又は鉛とインジウムの合金をめっきしたものである。

この選択肢は不適切です。

正しくは、(1)の通りです。

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