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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2015年10月 問題13
直巻式スタータの出力特性に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
エンジン編・電気装置からの出題です。
(1)始動時のスタータの駆動トルクは、ピニオン・ギヤの回転速度がゼロのとき最大である。
適切です。
とまった状態から回転させるときに、大きな駆動トルクが必要です。
(2)始動時のアーマチュア・コイルに流れる電流の大きさは、ピニオン・ギヤの回転速度がゼロのとき最小である。
不適切です。
正しくは以下の通りです。
始動時のアーマチュア・コイルに流れる電流の大きさは、ピニオン・ギヤの回転速度がゼロのとき最大である。
電流とトルクは比例関係にありますから、(1)と同じようなものです。
(3)スタータの駆動トルクは、ピニオン・ギヤの回転速度の上昇とともに小さくなる。
適切です。
どっこらしょ と回ってしまえば、あとは大したトルクは必要ありません。
(4)スタータの回転速度が上昇すると、アーマチュア・コイルに発生する逆向きの誘導起電力が増えるので、アーマチュア・コイルに流れる電流が減少する。
適切です。
スタータ・モータが回転すると両端に逆起電力が発生し電源側に向かいますから、差し引き電位差は減少しますから、それに電流も比例し減少します。