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2G 登録試験 2018年10月 問題09
全流ろ過圧送式の潤滑装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が適切です。
トロコイド式オイル・ポンプに設けられたリリーフ・バルブは、一般にエンジン回転速度が上昇して油圧が規定値に達すると、バルブが開く。
リリーフ・バルブの機能に関する問題でした。
relief の形容詞としての意味は、救済の、救援のとかです。
relief valueは、逃し弁、安全弁という感じでしょうか。
(2) ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に空冷式のものが用いられている。
この選択肢は不適切です。
正しくは、以下の通りです。
ガソリン・エンジンに装着されているオイル・クーラは、一般に水冷式のものが用いられている。
(3)オイル・フィルタは、オイル・ストレーナとオイル・ポンプの間に設けられている。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
オイル・ポンプは、オイル・ストレーナとオイル・フィルタの間に設けられている。
図に書くのを忘れたのですが、オイル・フィルタの横っちょのバルブは、バイパス・バルブです。
オイル・ポンプの横っちょのバルブは、リリーフ・バルブです。
教科書外ですが、オイル・クーラーの横っちょのバルブは、バイパス・バルブです。
これは、エンジン始動直後の冷間時に温度上昇が早い冷却水によりオイルが温めるウォーマ機能を果たすためのものです。
(4) エンジン・オイルは、一般に油温が200℃を超えても潤滑性は維持される。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
エンジン・オイルは、一般に油温が125~130℃を超えると急激に潤滑性を失う。
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