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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年03月 問題11
オルタネータのステータ・コイルの結線方法において、スター結線(Y結線)とデルタ結線(三角結線)を比較したときの記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(3)が不適切です。
(3)スター結線の方がステータ・コイルの結線は複雑である。
正しくは以下の通りです。
スター結線の方がステータ・コイルの結線は簡単である。
選択肢(1)は適切です。
(1)スター結線の方が低速時の出力電流特性に優れている。
教科書に書いてあるものと比較すると、これは微妙な設問です。
スター結線は、最大出力電流は劣るが、低速特性に優れていると記述ある。
低速時の出力特性とは、教科書では電圧を問題にしている。
しかし、この設問は電流と言い切ってしまっている。
出題者が、電流と電圧の違いをよく分かっていないのかもしれません。
すなわち、スター結線はコイルが直列接続した格好になっていますから、低速時でも十分に発電されています。
しかし、電流量に関しては到底、デルタ結線には及びません。
というわけで、問題不適切となってもおかしくないでしょう。
この選択肢も適切です。
(2)スター結線の方が最大出力電流の値が小さい。
電流に関しては、デルタ結線が強いです。
この選択肢も適切です。
(4)スター結線には中性点がある。
中性点が特徴的ですね。