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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年03月 問題34
ギヤ・オイルに用いられる添加剤に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(1)が不適切です。
(1)酸化防止剤は、温度変化に対する粘度変化を少なくする作用がある。
正しくは以下の通りです。
粘度指数向上剤は、温度変化に対して粘度変化を少なくする作用がある。
粘度指数向上剤は、潤滑オイルの低温時における粘度と高温時における粘度との差を小さくする作用があります。
選択肢(2)は適切です。
(2)流動点降下剤は、オイルに含まれる、ろう(ワックス)分が結晶化するのを抑えて、低温時の流動性を向上させる作用がある。
潤滑オイルの低温時における流動性の低下を抑え、固化するのを防ぐ作用があります。
これにより、オイルが液体の状態を保てる範囲を広げることができます。
選択肢(3)も適切です。
(3)極圧添加剤は、耐圧性の向上、極圧下での油膜切れや摩耗の防止などをする作用がある。
極圧添加剤は、エンジンのギヤや動弁部に対して負荷の大きい極圧の状態において、磨耗や焼けつきを抑えるための添加剤です。
選択肢(4)も適切です。
(4)油性向上剤は、金属に対する吸着性及び油膜の形成力を向上させ、摩擦係数を減少させる作用がある。
油性向上剤は、金属表面に吸着膜を形成することによって潤滑性能を向上させる添加剤です。
【ギヤ・オイル】
【エンジン・オイル】