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一級自動車整備士2002年12月【No.01】

新技術・筒内噴射式ガソリン・エンジン

問題
  筒内噴射式ガソリン・エンジンでは,ポンピング・ロスを低減して熱効率を向上させているが,その理由として,適切なものは次のうちどれか。
 
(1) 均質燃焼時にタンブル流を起こすためである。
(2) 成層燃焼時にスロットル開度を大きくしているためである。
(3) 圧縮圧力が高いためである。
(4) ピストンのクラウン部に直接燃料を噴射して効率の良い燃焼を行っているためである。

解説

筒内噴射式ガソリン・エンジンでは、低負荷運転領域の場合、成層燃焼を行うため、着火可能な混合気の層をスパーク・プラグ付近に作り出し、それ以外の部分には空気が充填されており、燃焼室全体でみると、超稀薄な空燃比でも安定した燃焼を行うことができる。

空気過剰でも燃焼が可能になるので、低負荷域でも吸入空気量をあまり絞らない状態で運転が可能になります。

したがって、ポンプ損失が低減されるため、ジーゼル・エンジン並みの熱効率が可能となります。


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