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一級自動車整備士2003年11月【No.35】
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◆電子制御式4速AT |
問題
電子制御式4速ATのリバース・クラッチが固着した場合に発生する不具合現象として,適切なものは次のうちどれか。なお,内部構造は図を参照のこと。
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解説 |
動力のブロック線図を描いてみましょう。
下の図は本来のNレンジ状態において、リバース・クラッチが固着したものです。 |
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リバース・クラッチが固着した場合、リヤ・サン・ギヤにインプット・シャフトの回転が加わりますが、リヤ・プラネタリ・ピニオンが自転します。
フロント・インターナル・ギヤが固定されていますので、フロント・プラネタリ・ピニオンは自転+公転しますが、いずれのクラッチも作動していませんので、動力は他の要素に伝達しません。
Nレンジは車が動くことなく正常です。
次にDレンジにおいて、リバース・クラッチが固着した場合の動力のブロック線図です。
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入力が、前後のサン・ギヤに加わり、リヤ・プラネタリ・ピニオンが固定した状態で公転しますので、すなわち、Dレンジ3速の形になっています。 |
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