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一級自動車整備士2004年03月【No14】

筒内噴射式ガソリン・エンジン

問題

  電子制御式スロットル装置を用いた筒内噴射式ガソリン・エンジンに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1) エンジン負荷に応じて燃焼方式を切り替えているため,同一吸入空気量で燃焼方式を切り替えると,発生トルクに差が生じる。

(2) 電子制御式スロットル装置は,アクセル・ペダルの動きをセンサで検出し,その出力をべ一スにエンジンECUがスロットル・バルブの開度が最適となるようにスロットル・モータの駆動を制御するものである。

(3) 空気過剰状態でも燃焼が可能であるため,低負荷運転領域ではポンプ損失が増大するので,ジーゼル・エンジン並みの熱効率は得られない。

(4) アクセル及びスロットルの各センサ信号は二重系統になっており,一系統が故障したときでも走行が可能となる構造になっている。


解説

 『空気過剰状態でも燃焼が可能であるため,低負荷運転領域ではポンプ損失が増大するので,ジーゼル・エンジン並みの熱効率は得られない。』

 『空気過剰状態でも燃焼が可能であるため,低負荷運転領域ではポンプ損失が低減されるため,ジーゼル・エンジン並みの熱効率は得られる。』

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