自動車整備士.com

Home 解説目次 自動採点目次 サイト内検索

一級自動車整備士2004年12月【No08】

空燃比(燃料噴射量)制御

問題

 エンジンECUの空燃比(燃料噴射量)制御に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1) ガソリン・エンジンの噴射時間(インジェクタ駆動時間)は,各気筒の吸入空気量に対して定まる基本噴射量に,吸入空気温度やエンジン冷却水温度などの状態に応じて定まる補正を加えた時間である。

(2) エンジンが冷間時アイドル回転速度状態の場合は、O2センサからの信号に基づいて水温センサとバキューム・センサからの信号による補正を加えて空燃比を制御する。

(3) エンジンが温間時アイドル回転速度状態の場合は、O2センサからの信号に基づいて空燃比を理論空燃比付近の非常に狭い範囲に制御する。

(4) 通常走行時には,一時的な(過渡的な)状況を補正するモードがあり,加速リッチ(増量)補正,減速リーン(減量)補正,減速時フューエル・カットがある


解説

アイドル回転速度時(冷間時)

エンジンの回転速度が規定回転速度以上で、かつ、冷間時アイドル回転速度条件のときは、エンジンECUは、O2センサからの信号を無視して、水温センサとバキューム・センサからの信号に基づいて空燃比を計算します。

ジルコニア素子は、一定以上の高温にならなければ酸素濃度差による起電力を発生しません。

前問にもどる 次問にすすむ 上にもどる  HOME

Amazon.co.jp Yahoo!ショッピング楽天ブックスInfoseek 自動車All About

Copyright(C) 2003-2006 自動車整備士.com. All rights reserved.