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一級自動車整備士2004年12月【No12】

駆動形態別アクチュエータ

問題

  アクチュエータに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1) インジェクタのソレノイド・コイルに発生する駆動波形は,駆動信号のON時から徐々に駆動が始まり,完全駆動されるまで無効駆動時間域があり,駆動時間はこの無効駆動時間を除いたものである。

(2) ISCV(ISCVとは,アイドル・スピード・コントロール・バルブのことをいう。以下同じ。)駆動回路では,ISCVのほぼ50%のデューティ比率をゼロとし,それ以下を閉じ方向,それ以上を開き方向と判断し,差分をISCVの駆動回路で信号を作り,極性を反転させ流れる電流の方向を変えて駆動している。

(3) EGRソレノイドの駆動電圧信号は,バルブの開度を微妙に制御するためデューティ制御され,ON時間が長い場合,EGRバルブを開くためEGRバルブのリフト量も大きくなる。

(4) EGRバルブ・リフト・センサは,アクチュエータのEGRバルブに組み込まれており,バルブの動きを抵抗の変化にし,この抵抗に電流を流して電圧変化として取り出している。


解説

 (1)インジェクタのソレノイド・コイルに発生する駆動波形は、駆動信号のON時から徐々に駆動が始まり、完全駆動(有効駆動時間)されるまでに、無効駆動時間域があり、駆動時間はこの時間も含めたもので行われます。

       
駆動時間=無効駆動時間+有効駆動時間

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