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一級自動車整備士2004年11月【No.21】

◆スロットル・バルブ・スイッチ系統の点検

問題

電子制御式ＡＴに関し図のスロットル・バルブ・スイッチ系統(異常コードの表示なし)の点検をした場合の点検結果の記述として,不適切なものは次のうちどれか。なお,図に示すＶ2からＶ4,Ｖ7及びＶ9は表のとおりである。

(1) Ｖ2に電圧があり,アクセル・ペダルを一杯に踏み込んだ状態でＶ7に電圧がない場合は,スロットル・バルブ・スイッチの不良である。 (2) Ｖ2に電圧があり,アクセル・ペダルを放した状態でコネクタ（Ａ）を外した場合,Ｖ7に電圧があるときは,スロットル・バルブ・スイッチ内の短絡である。 (3) アクセル・ペダルを放した状態でＶ4に電圧があり,Ｖ9に電圧がある場合は,スロットル・バルブ・スイッチ内での短絡,端子�Cから端子�D間と端子�Gから端子�H間での線間短絡,ＡＴ・ＥＣＵ内での短絡などである。 (4) アクセル・ペダルを一杯に踏み込んだ状態でＶ3に電圧があり,コネクタ（Ａ）を外した場合,Ｖ3に電圧があるときは,スロットル・バルブ・スイッチ内の断線である。

４ 解答

解説

(4)『アクセル・ペダルを一杯に踏み込んだ状態でＶ3に電圧があり,コネクタ（Ａ）を外した場合,Ｖ3に電圧があるときは,スロットル・バルブ・スイッチ内の断線である。』 ”アクセル・ペダルを一杯に踏み込んだ状態” 　　　　　　　　　↓ 　　アイドル接点ＯＦＦ、フル接点ＯＮ アイドル接点側電圧Ｖ3に電圧があり ここでコネクタ(A)を外す アイドル接点側電圧Ｖ3に電圧があり

”スロットル・バルブ・スイッチ内の断線” 　　　　　　　　　↓ ”スロットル・バルブ・スイッチ内の短絡” よくある引掛け問題です。 断線と短絡を逆にする問題は作り易いものです。

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