自動車整備士.com

Home 解説目次 自動採点目次 サイト内検索

一級自動車整備士2004年11月【No.35】

車速センサ(EPS)

問題

 図の車速センサにおいて,ホイールをゆっくり回転させV1及びV2の電圧を測定して診断した結果の記述として,適切なものは次のうちどれか。なお,図に示すV1及びV2は表のとおりである。

V1 ECUの信号端子とボデー間の電圧
V2 センサ信号端子とボデー間の電圧
(1) 1及びV2の電圧が0Vのままの場合は,ECU内断線故障,信号線に短絡故障又はセンサ本体断線故障が発生している。

(2) 1及びV2の電圧が5V(12V)のままの場合は,センサ電源線断線故障,センサ・アース線断線故障又はセンサ本体断線故障が発生している。

(3) 1の電圧が5V(12V)で,V2電圧が0Vの場合は,信号線に短絡故障が発生している。

(4) 回転速度を早くするに従い,電圧計の振れ幅が狭くなり,5Vの場合は約5Vで安定し,12Vの場合は約12Vで安定すること。V1及びV2の電圧が不安定な場合は,センサ本体の不良が発生している。


解説

『V1及びV2の電圧が0Vのままの場合は,ECU内断線故障,信号線に短絡故障又はセンサ本体断線故障が発生している。』

『V1及びV2の電圧が0Vのままの場合は,ECU内短絡故障,信号線に短絡故障又はセンサ本体短絡故障が発生している。』

『V1の電圧が5V(12V)で,V2電圧が0Vの場合は,信号線に短絡故障が発生している。』

『V1の電圧が5V(12V)で,V2電圧が0Vの場合は,信号線に短絡故障またはセンサ本体短絡が発生している。』

『回転速度を早くするに従い,電圧計の振れ幅が狭くなり,5Vの場合は約5Vで安定し,12Vの場合は約12Vで安定すること。V1及びV2の電圧が不安定な場合は,センサ本体の不良が発生している。』

『回転速度を早くするに従い,電圧計の振れ幅が狭くなり,5Vの場合は約2.5Vで安定し,12Vの場合は約6Vで安定すること。V1及びV2の電圧が不安定な場合は,センサ本体の不良が発生している。』

ここでの使用部品は、
@センサ本体
A信号線
BECU本体
です。

この部品の一部または全てが短絡または断線により不具合が発生しますので、
一部の部品だけで故障を断定しないように注意が必要です。

前問にもどる 次問にすすむ 上にもどる  HOME

Amazon.co.jp Yahoo!ショッピング楽天ブックスInfoseek 自動車All About

Copyright(C) 2003-2007 自動車整備士.com. All rights reserved.