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一級自動車整備士2005年03月【No.07】 
エンジン電子制御・EGRバルブ

問題 
 図に示すEGRバルブに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1) 駆動信号は,バルブの開度を微妙に制御するためデューティ制御され,ON時間が長い場合はバルブをより開くため,リフト量も大きくなる。
(2) EGRソレノイドのコイルに電流を流すと電磁石ができ,スプリングに打ち勝ってバルブが下へ移動し,排気ガスの通路を開く。
(3) EGRバルブ・リフト・センサは,ON・OFFスイッチを利用したセンサであり,バルブの最大リフト量を検知している。
(4) EGRバルブは,排気ガスをインテーク・マニホールドに戻すためのものであり,燃焼温度を下げ,排気ガス中のNOxを低減している。

解説
リニア駆動アクチュエータの分類
   @ISCV
   AEGRバルブ


基本機能

 EGRバルブは、EGRコントロールのアクチュエータで排気ガスをインテーク・マニホールドに戻すためのものです。
 燃焼温度を下げ、排気ガス中のNOxを低減しています。

 EGRバルブ・リフト・センサは、バルブの動きを検出してエンジンECUに信号として送ります。

信号はバルブの動きを抵抗の変化にし、この抵抗に電流を流して電圧信号として取り出しています。

バルブの開き具合と、その電圧が線形関係(比例)になっているため、

リニア・センサです。

昔は想像もできない高精度の制御が実現されています。

EGRバルブ制御もコンピュータとセンサにより高度な制御が行われいます。

驚かされるばかりです。


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