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一級自動車整備士2005年03月【No.14】 
新技術・コモン・レール式高圧燃料噴射システム

問題 
 
コモン・レール式高圧燃料噴射システムに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。


(1) 高圧化した燃料をコモン・レールに蓄えることで,エンジンの要求に合った安定した噴射圧力を確保できるため,エンジン性能を向上できる。

(2) 噴射時期を最適に制御することで燃料の拡散を促進し,燃焼温度が低く抑えられてNOxの発生を低減できる。

(3) エンジンの回転速度が規定の回転速度以上になるとパイロット噴射を止め、通常の2段噴射方式に切り替える。

(4) 燃料の微粒化により,燃料の総表面積が大きくなり,周囲の吸入空気や熱とよく触れ合うことで良い燃焼状態となり,PM(粒子状物質)の生成を低減できる。


解説

パイロット噴射制御は多段噴射制御と呼んだりします。

回転全域で2段階噴射方式です。

テキスト外ですが、1燃焼サイクル当たり、パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射、ポスト噴射と5回噴射する5段階制御方式のものもあります。

他は題意の通りです。

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