自動車整備士.com
|
|
一級自動車整備士2005年03月【No.16】 |
◆電子制御式AT・センサ |
問題
電子制御式ATの車速センサに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
|
|
|
|
|
|
解説 |
これは、難問だと思います。
出題項目としては、2級シャシのテキストのレベルでしょう。
ジェネレータ型は、一定回転以上からの検出しかできない。
すなわち、ジェネレータ型は、車速との関連性を考慮した上で利用されます。
いわゆる、速度あるいは、周波数特性からみると、コイル型センサには、
低域特性が悪い、高域ではノイズを拾いやすいなど、
特性上の限界があります。
それに対して、磁気抵抗素子は、車速に依存しません。
ジェネレータ型は、微分型ですから常に運動していなければ電圧が発生しません。
ところが、MREは、多極マグネット・リングの磁力線と、
MRE素子面との位置関係だけの問題ですから、停止状態でも特に問題がありません。
これが、永久磁石をベースにしたセンサの強みです。
磁力線変化型サンサの弱みは、低速領域です。
理想的には、低速でも高速でもMREにはON、OFFの電流パルスが発生し、
この信号を電圧信号に変換して、増幅器内のコンパレータやトランジスタで波形整形し、
形がととのったデジタル信号を出力します。
こりゃ、痛いところをつかれました。
他は題意の通りです。 |
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2003-2006 jidoshaseibishi.com. All rights reserved. |