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一級自動車整備士2005年03月【No.22】 
ABSフェイルセーフ

問題
 

 アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)のフェイルセーフの制御内容に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

(1) イグニション回路の電圧異常(上昇,下降)でABSの動作を停止した場合は,イグニション・スイッチをOFFにするまでABSの動作を停止する。

(2) ABS動作中に異常を検知した場合,すべての作動をそのまま継続する。

(3) 走行中に異常を検知したときはABSの動作を停止するが,継続走行中でその後に正常と判断された場合はABS制御を再開する。

(4) システムの異常を検知すると,フェイルセーフ・リレーをONにしてソレノイド・バルブ及びポンプ・モータの出力をすべてOFFにする。


解説

重要事項ですから、テキストの内容を書きます。

フェイルセーフ制御は、異常内容により次のように実行され、いずれも警告灯が点灯します。

(1)システムの異常を検知して、フェイルセーフ・リレー、ソレノイド・バルブおよびポンプ・モータの出力を
すべてOFFにします。

(2)ABS動作中に異常検知した場合、
故障箇所以外の作動をそのまま継続し、制御終了後に出力をすべてOFFにします。

(3)メモリしているダイアグノーシス・コードにより、
異常コードのときはABSの作動を禁止し、次に正常と判断された場合、ABS制御へ移行する。
 これは、システムに異常がなくなった状態で、車速30km/h以上で、1秒以上走行した場合、解除されてABS制御となります。

(4)IG2の電圧異常(上昇、下降)で、ABSの動作を禁止した場合は、
電圧が正常と判断された時点で、ABS制御へ移行します。



類題
2006年03月【No23】

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