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一級自動車整備士2005年11月【No.20】

 
EPS(故障診断前)

問題 

 ラック・アシスト式のEPS(EPSとは,電動式パワー・ステアリングのことをいう。以下同じ。)に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。

(1) 車速10km/h以下でかつエンジン回転速度500min-1以上を約3分継続したときシステムは正常でも,EPS警告灯は点灯する。

(2) 据切り操作を極端に連続して繰り返した場合,モータ電力が増大し,発熱状態となると,EPS警告灯は点灯する。

(3) イグニション・スイッチOFFから約3秒後,EPS・ECU内部からリレーの作動昔が発生する。

(4) EPS・ECUはトルク・センサ中点値をEEP・ROM(消去プログラム対応読み出し専用メモリ)に記憶しているため,ギヤ・ボックスの脱着,トルク・センサ交換時はトルク・センサ中点値を書き込まなくて良い。


解説
(1)
EPS警告灯は、システムが正常でも点灯することがあります。

@ 車速度1km/h以下で、かつエンジン回転速度2000min-1以上3分継続時
A 車速度10km/h以上で、かつエンジン回転速度500min-1以下3秒継続時

以外にこの”『以上』『以下』問題”も、なかなか引掛かりやすいので注意が必要です。
分からなくなったら、物理的なイメージを描き、車とエンジン回転数の関係を想像し、
警告灯が点灯する異常条件というものを考察するとよいでしょう。

(2)
モータに過大電流が流れれば発熱することは、自明の理ですから、モータ出力制限制御を行います。

いちいち警告灯を点灯させません。

(3)
イグニション・スイッチOFFから約3秒後,EPS・ECU内部からリレーの作動昔が発生します。

この作動音は、リレー接点からのもので異常ではありません。

(4)
トルク・センサの中点値はメモリ(ROM)に記憶されています。

ギヤ・ボックスの脱着、トルク・センサの交換、EPS・ECUの交換では、トルク・センサの書き込みを行います。


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