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一級自動車整備士2006年03月【No.08】

センサ回路診断の基本と応用学習

問題
  図に示す常開接点のスイッチ・センサの信号電圧の点検を行った結果,表のとおりであった。この場合の推定原因に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,原因は単独故障とする。
 
測定箇所 センサ
非作動時電圧
センサ
作動時電圧
V1:エンジンECUのセンサ信号端子とボデー間の電圧 5V 5V
V2:センサのセンサ信号端子とアース端子間の電圧 0V 0V
(1) センサ本体に異常がある。
(2) 信号線に異常がある。
(3) アース線に異常がある。
(4) エンジンECUセンサ用ボデー・アース線※に異常がある。

解説

初めて見たら、考え込んでしまう問題ですね。

センサ・スイッチをON、OFFしても電圧V1が5Vを示しています。

5Vの定電圧源の電圧がそのまま出力端子にかかった格好ですから、

出力端子→信号線→本体→アース線の一部あるいは、全部の断線が

考えられます。

このような状態でセンサ・スイッチをON、OFFすれば、V2は変化するはずですから、

センサ本体に異常があると推定できます。

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