自動車整備士.com
|
|
一級自動車整備士2006年12月【No.21】
|
◆EPS制御 |
問題
|
一般的なEPSに関して述べた文章の正誤の組み合わせとして,適切なものは次の(1)〜(4)のうちどれか。
|
(イ) |
モータの発熱のため,EPS・ECUが補助動力を制限している場合,イグニション・スイッチをOFFにすれば,直ちに通常の補助動力に戻る。 |
(ロ) |
イナーシャ制御は,ベース電流を制御することで,モータが持つ回転体の慣性により,起動時にはトルクが不足し,停止時にはトルクが継続する影響を低減させている。
|
(ハ) |
車速1km/h以下で,かつ,エンジン回転速度2000min-1以上を3秒継続したときシステムは正常でも,EPS警告灯は点灯する。 |
|
|
|
|
|
|
解説 |
(イ)
表 車載故障診断装置で表示されない故障の推定原因と不具合状況 |
不具合の状況 |
不具合の推定原因 |
操舵力が重い |
使用量過多によるモータの発熱のため、EPS・ECUが補助動力を制限している場合。
このときは、ハンドルに転舵トルクが入力されない状態、または、イグニション・スイッチOFFの状態から約8分後に正常に戻る。 |
ハンドル操作時、左右で操舵力が異なる、操舵力にむらがある。 |
ステアリング中立位置不良、フロント・ホール・アライメント調整不良、ステアリング・コラム系・サスペンション系のしゅう動部しゅう動不良、PSギヤのプレロード不良、EPS・ECU不良、モータ本体不良など。 |
|
|
|
(ロ) |
基本制御 |
@ベース制御 |
ベース電流は、操舵トルクと車速で操舵力を決定 |
|
Aイナーシャ制御 |
ベース電流をステアリング操作の増速時には増加させ、減速時には減少さる |
|
Bダンピング制御 |
ダンピング制御は、ステアリング・ホイールに伝わる小刻みな振動を低減させるための制御 |
|
|
|
補正制御 |
@もどり制御 |
ステアリング操作の減速時に逆起電力により発生する電流増加を制御 |
|
A電流フィードバック制御 |
精度をよくするための制御 |
|
|
|
保護制御 |
@アンローダ制御 |
据え切りでモータ電流を低下させる |
|
Aモータ出力制限制御 |
大電流での発熱からシステムを保護する。
通常の補助動力に戻るには最長で8分程度必要とする。 |
|
(ハ)
EPS警告灯は、システムが正常でも次の条件のときに点灯する。
@車速1km/h以下で、かつ、エンジン回転速度2000min-1以上を3分継続したとき。
Aエンジン回転速度500mim-1以下で、かつ、車速10km/h以上を3秒継続したとき。
|
|
2006年12月期 問題 |
No.01 |
No.02 |
No.03 |
No.04 |
No.05 |
No.06 |
No.07 |
No.08 |
No.09 |
No.10 |
No.11 |
No.12 |
No.13 |
No.14 |
No.15 |
No.16 |
No.17 |
No.18 |
No.19 |
No.20 |
No.21 |
No.22 |
No.23 |
No.24 |
No.25 |
No.26 |
No.27 |
No.28 |
No.29 |
No.30 |
No.31 |
No.32 |
No.33 |
No.34 |
No.35 |
No.36 |
No.37 |
No.38 |
No.39 |
No.40 |
No.41 |
No.42 |
No.43 |
No.44 |
No.45 |
No.46 |
No.47 |
No.48 |
No.49 |
No.50 |
|
|
2006年03月【No.19】
2006年03月【No.38】
2005年11月【No.29】
2005年03月【No.19】
2004年03月【No20】
2004年03月【No36】
2003年11月【No.22】
2003年11月【No.36】
2002年12月【No.26】
2002年12月【No.29】 |
|
|
|
|Amazon.co.jp | Yahoo!ショッピング| 楽天ブックス |Infoseek 自動車| All About| |
|
|
|
 |
Copyright(C) 2003-2007 自動車整備士.com. All rights reserved. |