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一級自動車整備士2006年12月【No.30】

プロペラ・シャフトのジョイント

問題

 プロペラ・シャフトのジョイントに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。

(1) ダブル・カルダン型等速ジョイントは,入力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動と,出力軸とカップリング・ヨークの角度によって生じる回転変動が相殺されることにより,ジョイント角による回転変動を防止させ,回転の等速性が得られるものである。

(2) トリポード型等速ジョイントは,ヨーク間に硬質ゴム製のカップリングを挟み,交互にボルトで締め付けたもので,弾性係数が低いことと内部摩擦による減衰作用を持っていることが特徴である。

(3) 横置きエンジンの4WD車では,路面の凹凸や負荷条件によるジョイント角の変化と同時に,エンジンのロール振動が,直接ジョイント角に影響し,こもり音を発生させやすい。このため,クロス・グルーブ型等速ジョイントを用いることにより,このジョイント角の変化に対応したものもある。

(4) シェル形ベアリング・カップ・ジョイントは,ジョイント部において,カップとスパイダのスパイダ軸方向のガタによるプロペラ・シャフトのアンバランスの発生をなくすため,一般にスナップ・リングを選択して取り付けることにより,バランス性能を向上させたものである。


解説
(1)問題文の通りです。

(2)不適切です。
『トリポード型等速ジョイントは,ヨーク間に硬質ゴム製のカップリングを挟み,交互にボルトで締め付けたもので,弾性係数が低いことと内部摩擦による減衰作用を持っていることが特徴である。』

フレキシブル・ジョイントは,ヨーク間に硬質ゴム製のカップリングを挟み,交互にボルトで締め付けたもので,弾性係数が低いことと内部摩擦による減衰作用を持っていることが特徴である。』

(3)問題文の通りです。

(4)問題文の通りです。



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