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電動式パワー・ステアリング

電動式パワー・ステアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

電動式パワー・ステアリングは、一般に、コントロール・ユニットにより、車速とハンドルの操舵力に応じて電動モータに流れる電流を制御し、操舵方向に対して適切な補助動力を与える。

電動式パワー・ステアリングのモータに流す電流は、一般に、高速走行で操舵した時には多く、低速走行で操舵した時には少なくして、モータの駆動力を変化させている。

コラム・アシスト式のトルク・センサのレバーは、一般に、スライダの溝部とかん合し、スチール・ボールは、スライダ周上のボール穴とスライダの外周を包むリングで保持され、入力軸外周のらせん状のボール溝を移動できるようになっている。

コラム・アシスト式において、一般に、エンジンを始動すると、コントロール・ユニットは、トルク・センサに電圧を掛けて操舵状況を監視し、作動待機状態になる。このときスライダは中立位置にあるので、モータは回転しない。







解説

選択肢(2)

「電動式パワー・ステアリングのモータに流す電流は,一般に,高速走行で操舵した時には多く,低速走行で操舵した時には少なくして,モータの駆動力を変化させている。」

が不適切です。

正しくは以下の通りです。

「電動式パワー・ステアリングのモータに流す電流は,一般に,低速走行で操舵した時には多く,高速走行で操舵した時には少なくして,モータの駆動力を変化させている。」

が正解です。

 

運転者にとって望ましいハンドル操作力は運転条件によって変化し、

低速域ではきびきびと走りやすくするため軽い操作力が、

高速域では安定性を得るために適度に重い操作力が要求されます。


トルクと電流の関係について

 モータに電源Eを接続し,電流iが流れると,フレミングの左手の法則により力が発生し,

それがモータの軸を回転させるトルクTになります。

トルクTは電流iに比例します。

        T=kT・i

比例定数kTはトルク定数[N・m/A]と呼ばれます。

 モータのトルク制御は電流制御です。

モータのフィードバック制御を行うときも電流フィードバックが基本となります。

しかし、電子回路は電圧用回路なので、電流を電圧信号に変換したり、

電流センサを用いて電流信号を電圧として取り出しています。


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