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| キャン様
お答えいたします。
ダイアグノーシス・コードを点検したところ、スロットル・ポジション・センサ系統の異常を示すコードを表示した。図に示す回路において、点検結果から考えられる不具合原因として、不適切なものは次のうちどれか。ただし、正常時のスロットル・バルブの信号電圧は、スロットル・バルブ全閉時0.5V、全開時4.5Vとする。
点検結果 図1:全ての回路が接続された状態で測定 ・V1の電圧が5Vであった。 ・V2の電圧は、全閉時,全開時とも0Vであった。 ・V3の電圧が0Vであった。
図2:センサ信号線を外した状態で測定 ・V4の電圧がスロットル・バルブ全閉時0.5V、全開時4.5Vで変化があった。 ・V5の電圧が0Vであった。
(1) センサ信号線の断線 (2) センサ信号線の短絡(地絡) (3) センサ信号線からセンサ・アース線への短絡 (4) センサ電源線からセンサ信号線への短絡
ヒントは、スロットル・バルブ全閉時0.5V、全開時4.5Vとする があります。
(1) センサ信号線の断線 適切です。考えられます。 根拠 全ての回路が接続された状態で測定 ・V1の電圧が5Vであった。 ・V2の電圧は、全閉時,全開時とも0Vであった。 ・V3の電圧が0Vであった。 信号線断線でV2を拾えません。
(2) センサ信号線の短絡(地絡) 適切です。考えられます。 根拠 全ての回路が接続された状態で測定 ・V1の電圧が5Vであった。 ・V2の電圧は、全閉時,全開時とも0Vであった。 ・V3の電圧が0Vであった。
:センサ信号線を外した状態で測定 ・V4の電圧がスロットル・バルブ全閉時0.5V、全開時4.5Vで変化があった。 ・V5の電圧が0Vであった。 地絡のポイント:地絡下信号線を外すとV4は正常なる。
(3) センサ信号線からセンサ・アース線への短絡 適切です。考えられます。 根拠 信号線を外すとV4は正常です。
(4) センサ電源線からセンサ信号線への短絡 不適切です。あり得ません。 根拠 全ての回路が接続された状態で測定 ・V1の電圧が5Vであった。 ・V2の電圧は、全閉時,全開時とも0Vであった。→5V ・V3の電圧が0Vであった。
従いまして、不適切な選択肢は、”(4) センサ電源線からセンサ信号線への短絡”となります。
以上です。 よろしくお願い申し上げます。 |