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2G 登録試験 2017年10月 問題13

スパーク・プラグに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

スパーク・プラグの中心電極を太くすると、消炎作用が小さくなり、火炎核が成長しやすくなるので、飛火性が向上すると共に着火性も向上する。 

低熱価型プラグは、中心電極の温度が上昇しやすく、高熱価型プラグに比べて低速回転でも自己清浄温度に達しやすい。

混合気の空燃比が小さ過ぎる(濃い)場合は、着火ミスの発生はしないが、逆に大き過ぎる(薄い)場合は、燃焼が円滑に行われないため、着火ミスが発生する。

高熱価型プラグは、低熱価型プラグと比較して、火炎にさらされる部分の表面積及びガス・ポケットの容積が大きい。







解説

選択肢(2)が適切です。

低熱価型プラグは、中心電極の温度が上昇しやすく、高熱価型プラグに比べて低速回転でも自己清浄温度に達しやすい。

ホット・タイプ・プラグは低速回転で自己清浄温度(self cleaning temperature)になりやすいです。

低速回転が主体のエンジン用です。

教科書の回転速度と中心電極の関係の特性図は、DENSO spark plug のものです。

上の特性は、 heat rangeの違いによる中心電極温度の変化をイメージ的に表しています。

(1)スパーク・プラグの中心電極を太くすると、消炎作用が小さくなり、火炎核が成長しやすくなるので、飛火性が向上すると共に着火性も向上する。 

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです。

スパーク・プラグの中心電極を細くすると、消炎作用が小さくなり、火炎核が成長しやすくなるので、飛火性が向上すると共に着火性も向上する。

(3)混合気の空燃比が小さ過ぎる(濃い)場合は、着火ミスの発生はしないが、逆に大き過ぎる(薄い)場合は、燃焼が円滑に行われないため、着火ミスが発生する。

この選択肢は、不適切です。

正しくは以下の通りです。

混合気の空燃比は、大き過ぎても、また、逆に小さ過ぎても燃焼は円滑に行われないため、着火ミスが発生する。

(4)高熱価型プラグは、低熱価型プラグと比較して、火炎にさらされる部分の表面積及びガス・ポケットの容積が大きい。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

低熱価型プラグ(Hot Plug)は、高熱価型プラグ(Cold Plug)と比較して、火炎にさらされる部分の表面積及びガス・ポケットの容積が大きい。

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