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一級自動車整備士2002年12月【No.22】

SRSエア・バッグ

問題

 SRSエア・バッグに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
 
 
(1) デュアル・インフレータは,衝突の大きさが小さいと,第1燃焼室のみの点火を行う構造になっている。

(2) 助手席乗員検知システムの頭部検知センサの取付位置は、一般に座高検知センサより高い位置に取り付けられている。

(3) 自動車がコンクリート壁に正面から衝突した場合,約20〜30km/h以上の速度で作動するようになっている。

(4) エア・バッグ・システムの点検は,誤作動を防止するため,事前にエア・バッグ・カプラの接続を外し,通電電流値が10mA以上のサーキット・テスタを用いて行う。


解説

 デュアル・インフレータは、金属容器に窒素ガス発生剤が入った第1燃焼室と第2燃焼室にそれぞれ着火装置のスクイブがあります。

第1燃焼室と第2燃焼室は、衝撃の大きさによりSRS・ECUが点火タイミングを制御し、同時に着火させるか、又は第1燃焼室に着火させた後、ディレイ・タイムを設けて第2燃焼室に着火させ、エア・バッグに作用する圧力を制御しています。

乗員姿勢検知センサ
名称 機能
座高検知センサ 座高レベルを検出
頭部検知センサ 不適切な姿勢で寝込んでいるかを検出

『エア・バッグ・システムの点検は,誤作動を防止するため,事前にエア・バッグ・カプラの接続を外し,通電電流値が10mA以上のサーキット・テスタを用いて行う。 』
           ↓
『エア・バッグ・システムの点検は,誤作動を防止するため,事前にエア・バッグ・カプラの接続を外し,通電電流値が10mA
以下のサーキット・テスタを用いて行う。 』

通電電流値が10mAを超えるテスタを使用すると、回路の故障またはエア・バック爆発の原因となります。

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