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一級自動車整備士2006年03月【No.02】 |
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◆サーキット・テスタの活用・平均値整流実効値校正方式 |
問題
平均値整流実効値校正方式のデジタル式サーキット・テスタを用いて,交流電圧を測定した場合の記述として,適切なものは次のうちどれか。 |
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解説 |
平均値整流実効値校正方式は、
@ダイオードの半波整流を用いる
A正弦波の平均値を測定している。
B約1.11倍に目盛り実効値として表示
C入力は、純粋な正弦波を前提にしている。
率直にいえば、実効値は実測していません。
実効値は、次の式で定義されます。
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二乗することによって、プラス・マイナスのエネルギが一様に正になります。
そして、二乗した分、平方根をとります。
このような作業を測定器に行わせるのは、昔からたいへんでした。
今は、この計算式をデジタル処理で実現しますから、高価な測定器になります。
そこで、安価な平均値整流実効値校正方式が普及しています。
理論的なVmax・sinωtという綺麗な波形以外は、誤差が大きくなります。
しかし、誤差があっても実用に耐え得るためよく使われています。
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平均値、実効値、最大値の関係を示します。
平均値は、正弦波の上の山の分の面積をもとめ、そのとき測った時間がわかっていますから、面積を横軸で割れば、縦軸の値が求まります。
山を平らにした時の山の高さが平均値ということになります。
これは、ダイオード回路で簡単に実現できるため実用的です。 |
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