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2G 登録試験 2011年10月 問題14
半導体を用いる電気装置の発振回路に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(1)が不適切です。
エンジン編・電気装置からの出題です。
(1)発振とは、入力に交流の電流を流し、出力で一定の直流電流が流れている状態をいう。
この選択肢は、不適切です。
正しくは、以下の通りです。
発振とは、入力に直流の電流を流し、出力で一定周期の交流電流が流れている状態をいう。
簡単にいえば発振とは直流信号から交流信号を発生することです。
ただ注意しなければならないのは信号と電力の違いです。
インバータは、直流電力から交流電力を生成する電源回路です。
発振という概念はあくまでも信号を発生させるものです。
(2)水晶発振器は、水晶片を使い、水晶片のもっている固有振動を電気振動に変換する。
この選択肢は適切です。
時計で使われていたクォーツです。
最近、時計は電波時計ですね。
(3)LC発振器は、コイルとコンデンサの共振回路を利用し、発振周期を決める。
この選択肢は、適切です。
記号Lはコイルの自己インダクタンス、記号Cはコンデンサの静電容量を表すものです。
(4)CR発振器は、抵抗とコンデンサを使い、コンデンサの放電時間で発振周期を決める。
この選択肢は、適切です。
記号Rは抵抗の抵抗値を表すものです。
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