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2G 登録試験 2016年03月 問題32

ねじとベアリングに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

「M10×1.25」と表されるおねじの外径は10mmである。

プレーン・ベアリングのうち、つば付き半割り形プレーン・ベアリングは、ラジアル方向(軸と直角方向)とスラスト方向(軸と同じ方向)の力を受ける構造になっている。

ローリング・ベアリングのうち、ラジアル・ベアリングには、ボール型、ニードル・ローラ型、テーパ・ローラ型があり、トランスミッションなどに用いられている。

セルフロッキング・ナットは、ナットの一部に戻り止めを施し、ナットが緩まないようにしている。







解説

選択肢(3)が不適切です。


ベアリングのまとめ
1)プレーン・ベアリング
①半割形プレーン・ベアリング
②つば付き半割形プレーン・ベアリング
③ブシュ

2)ローリング・ベアリング
①ラジアル・ベアリング
(1)ボール型
(2)ニードル・ローラ型
(3)シリンドリカル・ローラ型
②スラスト・ベアリング
(1)ボール型
(2)ニードル・ローラ型
③アンギュラ・ベアリング
(1)ボール型
ボール型アンギュラ・ベアリング
図 ボール型アンギュラ・ベアリング

(2)テーパ・ローラ型

さて解説です。

(1) 「M10×1.25」と表されるおねじの外径は10mmである。

この選択肢は、適切です。

メートル細目ねじは、一つの直径に対しいろいろなのピッチ(隣り合うねじ山の距離)がありますので、必ず直径の後にピッチを mm で表記します。


(2) プレーン・ベアリングのうち、つば付き半割り形プレーン・ベアリングは、ラジアル方向(軸と直角方向)とスラスト方向(軸と同じ方向)の力を受ける構造になっている。

この選択肢も適切です。

ラジアル方向(軸と直角方向)の力を受ける場合は、半割形プレーン・ベアリング、ラジアル方向とスラスト方向共に受ける場合は、つば付き半割形プレーン・ベアリングが用いられます。
半割形プレーン・ベアリング
図 半割形プレーン・ベアリング


(3) ローリング・ベアリングのうち、ラジアル・ベアリングには、ボール型、ニードル・ローラ型、テーパ・ローラ型があり、トランスミッションなどに用いられている。

この選択肢は、不適切です。

正しくは、以下の通りです。

ローリング・ベアリングのうち、ラジアル・ベアリングには、ボール型、ニードル・ローラ型、シリンドリカル・ローラ型があり、トランスミッションなどに用いられている。
シリンドリカル・ローラ型
図 シリンドリカル・ローラ型ラジアル・ベアリング

〖cylindrical  円筒(形)の、円柱(状)の〗

(4)セルフロッキング・ナットは、ナットの一部に戻り止めを施し、ナットが緩まないようにしている。

この選択肢は、適切です。

セルフロッキング・ナット
図 セルフロッキング・ナット

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