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一級自動車整備士2003年11月【No.11】
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◆エンジン電子制御・アクチュエータの異常検知 |
問題
アクチュエータの異常検知に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。 |
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解説
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(1)図1では,駆動回路が出力している駆動信号が正常であっても,アクチュエータの作動遅れが生じる場合は,異常検知を行えない。
正しいです。
駆動回路は次の二つをチェックしています。
@電源電圧が下限値を下回るか
アクチュエータをONさせるには、駆動回路をLowに落とします。
しかし、完全に0Vにはしません。
下限電圧を含ませることで、アクチュエータの短絡検知を
判断します。
Aアクチュエータ作動時発生電圧と駆動信号の比較
作動遅れはについては、異常検知ができません。
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(2)図2では,アクチュエータの駆動停止中に駆動回路からアクチュエータに加えられる診断電圧によって異常検知を行う。
正しいです。
マイコンは診断電圧の発生あり、なしの検知により以上検知を行っています。
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(3)図3では,出力回路と入力回路間の信号及び駆動回路からアクチュエータ問の異常検知を行う。
間違いです。
マイコンは、駆動アンプの入力回路、駆動回路及びアクチュエータ(イグニション・コイル)の異常検出は不可能です。
エンジンECUの出力回路から駆動アンプに出力される駆動信号を監視して、駆動情報にしたがって出力回路からの駆動信号が発生しなくなった場合に異常検知を行います。
(4)はフィードバック検知ですから、問題ないでしょう。
制御の理想はフィードバック、さらにはフィードフォワードですが、
回路が複雑になり高価になります。
市場的には、安くてそこそこの機能、丈夫で長持ちの部品が望まれます。
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