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一級自動車整備士2004年03月【No.07】
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◆インジェクタの駆動電圧波形 |
問題
図に示す回路について,オシロスコープでインジェクタの駆動電圧を測定したときの電圧波形として,適切なものは次のうちどれか。 |
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解説 |
駆動電圧とは、駆動回路の駆動信号ではありません。
インジェクタ・コイルの両端電圧です。
駆動信号電圧は、駆動回路のOFF(非稼働)時に電源電圧を示し、
ON(Low)時にアース電圧に近くなり、この駆動信号によって、
インジェクタ・コイルの駆動電圧が立ち上がり、駆動信号のOFFした瞬間に、
インジェクタ・コイルに誘導電圧が発生します。
いわゆる、コイルのOFF時の逆起電力、キックバック現象です。
インジェクタ・コイルが通電後、通電OFFにしますから、
コイルはその通電現象を維持しようと、逆起電力をアース方向に発生しますから、
オシロスコープで観測しますと、負電位として現れます。
駆動回路からみると、この逆起電力は正の高電位として観測されます。
しかしながら、コイルの逆起電力はいつも厄介なものですね。 |
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