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一級自動車整備士2005年11月【No.11】 

デューティ制御(マイナス駆動)のISCVの点検

問題
 
  図のソレノイド・バルブを用いたデューティ制御(マイナス駆動)のISCVの点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1) オシロスコープで駆動電圧,信号電圧をそれぞれ観測すると,どちらも方形のパルス波形が計測される。

(2) アイドリング時,ヘッドライトをONにしたとき,駆動電圧,信号電圧をそれぞれアナログ式サーキット・テスタで計測するとヘッドライトOFFに対し,駆動電圧は増加し,信号電圧は減少する。

(3) 信号電圧及び駆動電圧に顕著な異常がなくアイドル回転速度が不安定な場合は,ISCVの機械機構が電気信号に追従していない可能性があり,電気信号と並行して機械作動を点検する。

(4) ソレノイド・コイルの両端を測定したとき電圧が発生し,エンジンECUの駆動端子とボデー間を測定したとき電圧が発生する場合は,コイルが断線している。


解説

(4)駆動電圧が常時発生していれば、アクチュエータとエンジンECU間の配線または、ECU本体に異常が発生している可能性があります。

ソレノイド・コイル両端に電圧が発生するには、駆動端子がLowでなければならないから、
アクチュエータとエンジンECU間の短絡が推定されます。

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