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一級自動車整備士2005年11月【No.12】 

信号電圧の異常検知

問題
 
 図のような回路構成における信号電圧の異常検知に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
 
(1) 図1のセンサとエンジンECUの間の信号線が断線すると,入力回路への入力電圧が5Vになり,異常検知が行われる。

(2) 図1のセンサとエンジンECUの間の信号線とボデーが短絡すると,入力回路への入力電圧が0Vになり,異常検知が行われる。

(3) 図2のセンサとエンジンECUの間のアース線が断線すると,入力回路への入力電圧が0Vになり,異常検知が行われる。

(4) 図2のセンサとエンジンECUの間の電源線と信号線が線間短絡すると,入力回路への入力電圧が5Vになり,異常検知が行われる。


解説

(3)『図2のセンサとエンジンECUの間のアース線が断線すると,入力回路への入力電圧が0Vになり,異常検知が行われる。 』

異常検知
@入力電圧が基準電圧になったとき
A電圧が発生しなくなったとき
B信号電圧の範囲で変化しなくなったとき


異常検知不可能
 信号電圧の範囲で検出圧力に対して信号電圧が
 一致していないときの異常検知は不可能


テキストを読む限り、バキューム・センサの信号-アース間の抵抗は、
あまり大きくないように受け取れます。

当Webサイト管理人も測定したことはありません。

エンジンECU内の抵抗Rも大抵抗ではないでしょう。

いずれにしても、センサのアース断線は、

信号線-アース間に大抵抗を接続したようなものですか、

安定化電源端子電圧が発生するものと思われます。

すると異常検知の条件@になりますから、

システムは異常を認識するでしょう。


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