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一級自動車整備士2005年11月【No.28】 |
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◆ ABS警告灯回路 |
問題
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図のようなABS警告灯回路に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。ただし,回路は正常なものとする。 |
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解説 |
IG1は、イグニション・スイッチ・キーが、スタート、ON、Acc位置で供給するものです。
IG2は、スタータ・モータ使用時一旦電源が切れて、イグニション・スイッチONの位置に戻ると再度供給されるものです。
ABS・ECUは、IG2を用い、コンビネーション・メータはIG1を用いています。
イグニション・スイッチONで、ABS・ECUは、初期診断後、WALPをLowに落とすため、
ABS・ECUのトランジスタをONにします。
すると、コンビネーション・メータのWALPはLowになり、コンデンサと抵抗による、
時定数で定まる放電により約2秒後に消灯します。
エンジンを始動すると、一旦ABS・ECUは電源OFFになりますから、
断線状態と同様です。
すると、コンビネーション・メータ内のコンデンサにIG1の電圧が充電され、
電圧が上昇し、ツェナに逆方向電圧かかり、ツェナはONし、トランジスタがON、
そして、コレクタ電流が流れ警告灯が点灯します。
イグニション・スイッチがスタートからONになれば、
ABS・ECUも電源ONとなり、前の説明の様にLALPをLowに落とし、
約2秒後に警告灯は消灯します。
ポイントは、消灯のためにLALPをLow(0V)に落とし、
コンデンサに充電させないために、IG1の電流を流しています。 |
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