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2G 登録試験 2015年03月 問題19

CVT(スチール・ベルトを用いたベルト式無段変速機)に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

CVTは、プラネリ・ギヤ・ユニット式ATより更にコンタミネーション(ゴミ)を嫌うので、点検時等にゴミをユニット内に入れ込まないように十分注意する必要がある。

可動シーブは、ボール・スプラインの軸上をしゅう動し、プーリの溝幅を変える働きをしている。

スチール・ベルトは、圧縮作用により動力伝達を行うエレメントと、それに必要な摩擦力を維持するスチール・バンドで構成されている。

プライマリ・プーリに掛かる作動油圧が低いときは、プーリの溝幅が狭くなるため、プライマリ・プーリに掛かるスチール・ベルトの接触半径は大きくなる。







解説

選択肢(4)が不適切です。

シャシ編・動力伝達装置からの出題です。

(1) CVTは、プラネリ・ギヤ・ユニット式ATより更にコンタミネーション(ゴミ)を嫌うので、点検時等にゴミをユニット内に入れ込まないように十分注意する必要がある。

この選択肢は適切です。

ミッション系はゴミ、塵、埃を嫌いますので、オイルの保管も管理が大切ですね。

(2) 可動シーブは、ボール・スプラインの軸上をしゅう動し、プーリの溝幅を変える働きをしている。

この選択肢も適切です。

可動シーブは、軸方向を移動可能な可動円錐面状のプーリです。

プーリもシーブも溝がある滑車ですが、シーブsheave(穀物などを)束にする という意味も含んでいるので、V溝型のプーリを指しているのかもしれません。

(3) スチール・ベルトは、圧縮作用により動力伝達を行うエレメントと、それに必要な摩擦力を維持するスチール・バンドで構成されている。

この選択肢も適切です。

エレメントは圧縮作用による動力伝達を行い、スチール・ベルトは必要な摩擦力を維持します。

(4)プライマリ・プーリに掛かる作動油圧が低いときは、プーリの溝幅が狭くなるため、プライマリ・プーリに掛かるスチール・ベルトの接触半径は大きくなる。

この選択肢が不適切です。

正しくは以下の通りです。

プライマリ・プーリに掛かる作動油圧が低いときは、プーリの溝幅が広くなるため、プライマリ・プーリに掛かるスチール・ベルトの接触半径は小さくなる。

2G 登録試験 2014年03月 問題18

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