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2G 登録試験 2015年03月 問題28
SRSエア・バッグ・アセンブリの脱着時等の注意点に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(3)が適切です。
シャシ編・電気装置・安全装置及び付属和装置からの出題です。
(1) エア・バッグ・アセンブリを分解するときは、誤動作(膨張)防止のため、ショート・カプラ(赤色)をエア・バッグ側カプラに取り付ける。
この選択肢は不適切です。
正しくは以下の通りです。
運転席SRSエア・バッグのワイヤ・ハーネスを取り外した場合、静電気による誤動作(膨張)防止のため、ショート・カプラ(赤色)をエア・バッグ側カプラに取り付ける。
エア・バッグ・アセンブリは、絶対に分解してはいけません。
(2) SRSエア・バッグ・アセンブリを保管する場合は、平坦なものの上にパッド面を下に向けて置いておく。
この選択肢も不適切です。
正しくは、以下の通りです。
SRSエア・バッグ・アセンブリを保管する場合は、平坦なものの上にパッド面を上に向けて置いておく。
(3) ステムの点検をするときは、アナログ・サーキット・テストを使用するとエア・バッグが誤動作する恐れがあるので、デジタル・サーキット・テストを使用すること。
この選択肢は適切です。
アナログ・サーキット・テスタとデジタル・サーキット・テストの大きな違いは、入力インピーダンス(抵抗)大きさです。
アナログ・サーキット・テスタの方が入力インピーダンスが小さく、デジタル・サーキット・テストの方が大きいです。
特に、抵抗測定時その差は歴然と表れます。
すなわち、テスタから電流を測定物に出し、戻ってきた電流で針を振らせるアナログ・サーキット・テスタは、とても危険です。
デジタル・サーキット・テストも電流を出しますが、1mA以下です。
レンジのよればほんのわずかな電流しか流しません。
だから、回路をあまり刺激せず安全です。
(4)エア・バッグ・アセンブリ交換後、バッテリにケーブルを取り付ける際は、マイナス・ケーブルを取り付けてからプラス・ケーブルを取り付けること。
この選択肢は不適切です。
エア・バッグ・アセンブリ交換後、バッテリにケーブルを取り付ける際は、プラス・ケーブルを取り付けてからマイナス・ケーブルを取り付けること。
バッテリの取り付け作業と同じ順番が大事です。
バッテリーのマイナス端子は、エンジンとフレームにつながっています。
いわゆるアースです。
マイナス端子がバッテリーに取り付けてあるままの状態で、プラス端子を取り付けたりあるいは、外そうとすると、 工具(ドライバーやスパナレンチなど)がプラス端子に触れている状態で工具を回して、フレームなどの金属部分に接触すると、 ショートしてヒューズが飛んだり、スパークして火傷をしたりしますので非常に危険です。
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