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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2020年03月 問題14
鉛バッテリに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
選択肢(1)が適切です。
(1)コールド・クランキング・アンペアの電流値が大きいほど始動性が良いとされている。
鉛蓄電池の性能を現す基準値として CCA（ コールドクランキングアンペア）というものがあります。
CCA(Cold Cranking Ampere)は、エンジン始動性能を表す評価であり、「規定された環境温度下（-18℃）で放電し、30秒後のバッテリー電圧が7.2V 以上となるように定められた放電電流」となっています。
もともとはバッテリの瞬発力を示す数値として欧米で広く用いられていました。
CCA値を表示するバッテリ・テスタはバッテリ内部のコンダクタンス(Conductance:電気電導)を測定し、CCA値を導き出します。
そこで、バッテリの内部抵抗から導かれるCCA値を調べることにより、正確なバッテリ性能を判断することができます。
CCAテスタ（バッテリ・テスタ）の一例
(2)バッテリの容量は、放電電流が大きいほど大きくなる。
この選択肢は、不適切です。
正しくは以下の通りです。
バッテリの容量は、放電電流が大きいほど小さくなる。
(3)電解液は、比重約1.320のものが一番凍結しにくく、その凍結温度は-60℃付近である。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
電解液は、比重約1.290のものが一番凍結しにくく、その凍結温度は-73℃付近である。
(4)バッテリの容量は、電解液温度20℃を標準としている。
この選択肢も不適切です。
正しくは以下の通りです。
バッテリの容量は、電解液温度25℃を標準としている。