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2G 登録試験 2012年03月 問題28
電子制御式ABSに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
解説
選択肢(4)が不適切です。
シャシ・ブレーキ装置からの出題です。
(1)エンジン始動後の発進時(6km/h位)に静かな場所で、エンジン・ル一ムからABSモ一タの作動音が聞こえる場合があるが、これは一般に、ABSの作動チェック音である。
この選択肢は適切です。
これはアンチロック・ブレーキ・システム装着車特有の現象の一つでありABSの異常ではありません。
(2)バッテリ電圧が低下した状態で、ブ一スタ・ケ一ブルを使用してエンジンを始動した場合に、一時的にウォ一ニング・ランプが点灯する場合があるが、これはバッテリの電圧不足によるものである。
この選択肢は適切です。
ABSの異常ではありませんので、バッテリを充電してから走行します。
(3)自己診断システムにより、ABSの電子制御機構に起因する故障が検出されると、ウォ一ニング・ランプが点灯し、運転者に故障の発生を知らせる。
この選択肢は適切です。
ABSに故障が発生すると電子制御機構は作動せず、普通のブレーキ装置の制動作用と同じなります。
(4)ABSの電子制御機構に断線や短絡などの故障が発生した場合でも、ABSの電子制御機構は継続して作動する。
この選択肢は不適切です。
(3)で述べたようにABSに故障が発生すると電子制御機構は作動せず、普通のブレーキ装置の制動作用と同じなります。
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