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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2019年03月 問題35

自動車の材料に用いられる鉄鋼に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

合金鋳鉄は、炭素鋼にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えて強度や耐摩耗性などを向上させたものである。

普通鋼は、一般に炭素鋼と呼ばれ、軟鋼と硬鋼に分類され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。

球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化させるためにマグネシウムなどの金属を少量加えて強度や耐摩耗性などを向上させたものである。

普通鋳鉄は、熱間圧延鋼板を更に常温で圧延し薄板にしたものである。


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解説

選択肢(3)が適切です。

(3)球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化させるためにマグネシウムなどの金属を少量加えて強度や耐摩耗性などを向上させたものである。

鋳鉄は炭素およびケイ素を主成分とした合金であり、炭素の含有量が2.1%以上のものを指しています。

これらの組成の割合によってねずみ鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、可鍛鋳鉄、合金(特殊)鋳鉄、白鋳鉄などにわかれ、これらを総称して鋳鉄といいますが、一般に鋳鉄という時は最も広く使われているねずみ鋳鉄(ねずみちゅうてつ、別名:普通鋳鉄)を指すことが多い。

球状黒鉛鋳鉄は、引張り強さ・伸びなどが優れ、片状黒鉛鋳鉄よりも数倍の強度を持ち、靭性(粘り強さ)が優れていることから、自動車部品や産業機械などに数多く採用されています。

(1)合金鋳鉄は、炭素鋼にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えて強度や耐摩耗性などを向上させたものである。

この選択肢は不適切です。

正しくは、以下の通りです。

合金鋳鉄は、普通鋳鉄にクロム、モリブデン、ニッケルなどの金属を一種類又は数種類加えて強度や耐摩耗性などを向上させたものである。

(2)普通鋼は、一般に炭素鋼と呼ばれ、軟鋼と硬鋼に分類され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。

この選択肢も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

普通鋼は、一般に炭素鋼と呼ばれ、軟鋼と硬鋼に分類され、軟鋼は硬鋼より炭素を含む量が少ない

(4)普通鋳鉄は、熱間圧延鋼板を更に常温で圧延し薄板にしたものである。

この選択肢も不適切です。

正しくは、以下の通りです。

冷間圧延鋼板は、熱間圧延鋼板を更に常温で圧延し薄板にしたものである。

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