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2G 登録試験 2017年03月 問題33

自動車の材料に用いられている鉄鋼に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

普通鋳鉄は、熱間圧延板を更に常温で圧延し、表面が平滑処理されたものである。

炭素鋼は、硬鋼と軟鋼に大別され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。

合金鋳鉄は、炭素鋼にニッケル、クロム、モリブデンなどの金属を一種類又は数種類を加えたものである。

球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化にするためにマグネシウムなどの金属を加えたものである。







解説

選択肢(4)が適切です。

(4)球状黒鉛鋳鉄は、普通鋳鉄に含まれる黒鉛を球状化にするためにマグネシウムなどの金属を加えたものである。

球状黒鉛鋳鉄(FCD:F:Ferrum、C:Casting、D:Ductile)は、引張り強さ・伸びなどが優れ、片状黒鉛鋳鉄(FC:Flak Graphite Cast Iron)よりも数倍の強度を持ち、靭性(粘り強さ)が優れていることから、自動車部品や産業機械などに数多く採用されています。

この黒鉛の球状化は、Mg(マグネシウム元素)が0.04%、CaとCeが0.02%以上鋳鉄に残るようにしておくと実現できます。

(1)普通鋳鉄は、熱間圧延板を更に常温で圧延し、表面が平滑処理されたものである。

この選択肢は不適切です。

正しくは以下の通りです。

冷間圧延鋼板は、熱間圧延鋼板を更に常温で圧延し、表面が平滑処理されたものである。

(2)炭素鋼は、硬鋼と軟鋼に大別され、硬鋼は軟鋼より炭素を含む量が少ない。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

炭素鋼は、硬鋼と軟鋼に大別され、軟鋼は硬鋼より炭素を含む量が少ない

(3)合金鋳鉄は、炭素鋼にニッケル、クロム、モリブデンなどの金属を一種類又は数種類を加えたものである。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

合金鋳鉄は、普通鋳鉄にニッケル、クロム、モリブデンなどの金属を一種類又は数種類を加えたものである。

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