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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2021年03月 問題24

タイヤに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

一般に寸法、剛性及び質量などすべてを含んだ広い意味でのタイヤの均一性(バランス性)をユニフォミティと呼ぶ。

タイヤの偏平率を大きくすると、タイヤの横剛性が高くなり、車両の旋回性能及び高速時の操縦性能は向上する。

タイヤ(ホイール付き)の一部が他の部分より重い場合、タイヤをゆっくり回転させると重い部分が下になって止まり、このときのアンバランスをダイナミック・アンバランスという。

スキール音とは、タイヤの溝の中の空気が、路面とタイヤの間で圧縮され、排出されるときに出る音をいう。


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解説

選択肢(1)が適切です。

(1)一般に寸法、剛性及び質量などすべてを含んだ広い意味でのタイヤの均一性(バランス性)をユニフォミティと呼ぶ。

Uniformity(ユニフォミティ)とはタイヤの均一性の意味です。
この均一性は寸法の意味合いだけではなく、重量や剛性といった要素も含まれています。

ちなみに、サイドウォール部に赤色の丸がペイントされているものがありますが、これはユニフォミティ・マークといい、タイヤの縦方向の一番硬い部分を表しています。 黄色の丸もありますが、これはタイヤ重量で一番軽くなっている部分を示していて、軽点マークと呼ばれています。

(2)タイヤの偏平率を大きくすると、タイヤの横剛性が高くなり、車両の旋回性能及び高速時の操縦性能は向上する。

この選択肢は不適切です。

タイヤの偏平率を小さくすると、タイヤの横剛性が高くなり、車両の旋回性能及び高速時の操縦性能は向上する。

(3)タイヤ(ホイール付き)の一部が他の部分より重い場合、タイヤをゆっくり回転させると重い部分が下になって止まり、このときのアンバランスをダイナミック・アンバランスという。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

タイヤ(ホイール付き)の一部が他の部分より重い場合、タイヤをゆっくり回転させると重い部分が下になって止まり、このときのアンバランスをスタティック・アンバランスという。

あるいは、

スタティック・アンバランス(Static imbalance)とは、タイヤ(ホイール付き)の一部が他の部分より重い場合、ゆっくり回転させると重い部分が下になって止まることをいう。

(4)スキール音とは、タイヤの溝の中の空気が、路面とタイヤの間で圧縮され、排出されるときに出る音をいう。

この選択肢も不適切です。

正しくは以下の通りです。

タイヤの走行音のうちスキール音は、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによって発生する。

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