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2級ガソリン自動車整備士・試験問題

2G 登録試験 2020年10月 問題27

ホイール及びタイヤに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

マグネシウム・ホイールは、アルミ・ホイールに比べて更に軽量、かつ、寸法安定性に優れているため、軽量、高強度を要する用途に限定して用いられる。

タイヤの走行音のうちスキール音は、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによって発生する。

タイヤの偏平率を小さくすると、タイヤの横剛性が高くなり車両の旋回性能が向上する。

アルミ・ホイールの2ピース構造は、絞り又はプレス加工したインナ・リムとアウタ・リムに、鋳造又は鍛造されたディスクをボルト・ナットで締め付け、更に溶接したものである。


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解説

選択肢(4)が不適切です。

(4)アルミ・ホイールの2ピース構造は、絞り又はプレス加工したインナ・リムとアウタ・リムに、鋳造又は鍛造されたディスクをボルト・ナットで締め付け、更に溶接したものである。

正しくは以下の通りです。

アルミ・ホイールの3ピース構造は、絞り又はプレス加工したインナ・リムとアウタ・リムに、鋳造又は鍛造されたディスクをボルト・ナットで締め付け、更に溶接したものである。

あるいは以下の場合も正解です。

アルミ・ホイールの2ピース構造は、絞り又はプレス加工したリムに、鋳造又は鍛造されたディスクを溶接またはボルト・ナットで一体にしたものである。

センタ・ディスク、アウタ・リム、インナ・リムとピアス・ボルトに分類される構成部品点数の多さは、3ピース・アルミホイールの最も大きな特徴です。

3ピース構造はデザインの自由度が高いため凝ったデザイン(ドレッシーであったり高級感がある)のホイールを製造する場合によく使われます。

ホイールの製造方法としては鋳造又は鍛造の二つがあります。

鋳造ホイールは、鋳型に高温で溶かしたアルミ合金を流し込んで製造するため、低コストで大量生産に適しています。

鍛造ホイールは、アルミ合金に、大きな圧力を加えて加工するため、軽量で強度もあり精度の高いホイールの製造に適しています。

(1)マグネシウム・ホイールは、アルミ・ホイールに比べて更に軽量、かつ、寸法安定性に優れているため、軽量、高強度を要する用途に限定して用いられる。

この選択肢は適切です。

比重がアルミニウム2.70、チタニウム4.51、スチール7.87に対して、マグネシウムは1.74です。

同じサイズのホイールでもマグネシウムがアルミニウムより3kg軽かったりします。

マグネシウムの欠点は、腐食しやすい、強い衝撃に弱いなど耐久性の面ではアルミホイールに劣る面があります。

(2)タイヤの走行音のうちスキール音は、タイヤのトレッド部が路面に対してスリップして局部的に振動を起こすことによって発生する。

この選択肢も適切です。

(3)タイヤの偏平率を小さくすると、タイヤの横剛性が高くなり車両の旋回性能が向上する。

この選択肢も適切です。

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