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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2022年03月 問題25
トルク・コンバータに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
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解説
(1)トルク比は、タービン・ランナが停止(速度比ゼロ）しているときが最大である。
選択肢(1)が適切です。
上の図は典型的なトルク・コンバータの性能曲線図ですが、トルク比は、タービン・ランナが停止している状態で最大値を示します。
(2)速度比がゼロのときの伝達効率は100%である。
選択肢(2)は、不適切です。
正しくは以下の通りです。
速度比がゼロのときの伝達効率は0%である。
(3)速度比は、タービン軸の回転速度にポンプ軸の回転速度を乗じて求めることができる。
選択肢(3)も不適切です。
正しくは以下の通りです。
速度比$e$は、タービン軸の回転速度をポンプ軸の回転速度で除して求めることができる。
$$ e：速度比 = \frac{タービン軸回転速度 }{ポンプ軸回転速度} \\ $$(4)コンバータ・レンジでは、全ての範囲において速度比に比例して伝達効率が上昇する。
選択肢(4)も不適切です。
正しくは以下の通りです。
コンバータ・レンジでは、伝達効率が急上昇するが、徐々に落ち始める。