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2級ガソリン自動車整備士・試験問題
2G 登録試験 2021年03月 問題17
前進4段のロックアップ機構付き電子制御式ATのトルク・コンバータに関する次の文章の(イ)と(ロ)に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか。
速度比がゼロのときのトルク比は(イ)となる。また、(ロ)でのトルク比は「1」となる。
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解説
選択肢(3)が適切です。
速度比がゼロのときのトルク比は(イ:最大)となる。また、(ロ:カップリング・レンジ)でのトルク比は「1」となる。
一般的な図を示しましょう。
ステータが空転し始める点をクラッチ・ポイント、これ以降をカップリング・レンジといい、トルクの増大作用はなくなります。
速度比は、タービン軸の回転速度をポンプ軸の回転速度で除して求める。
$$ \large{ e:速度比 = \frac{タービン軸回転速度 }{ポンプ軸回転速度} } $$速度比がゼロのときの伝達効率は0%であり、速度比がゼロのときのトルク比は最大となる
$$ \large{ η:伝達効率 = \frac{出力仕事率}{入力仕事率} \times 100(%) } $$カップリング・レンジにおけるトルク比は、1.0である。
$$ \large{ t:トルク比 = \frac{タービン軸トルク}{ポンプ軸トルク} } $$