自動車整備士.com
複数条件の場合はキーワードの間にスペースを入れてください。Advertisement
ヘッドライトの回り込み故障
図のヘッドライト回路において、②番ヒューズが断線した状態でライティングSWをヘッドライトON、ディマスイッチをHIにした場合の左右ヘッドライト(HI,LOバルブ)の点灯状況に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
解説
いわゆる『回り込み』問題です。
コンビネーション・ランプやヘッドライトは、並列接続されることがよくあります。
しかし、断線・短絡で思いもよらない回路が形成され、
点灯したりするものです。
現場に即した、良質な問題といえます。
ヒューズ②が断線したことによって、バッテリからの電流はヒューズ③を流れ、本来点灯するはずのない右ヘッドライトLoバルブ(55W)(ぼんやり点灯)を通過した電流は、左ヘッドライトLoバルブ(55W)さらに左ヘッドライトHiバルブ(60W)を流れ、最後にライティングスイッチのHI接点を通過しアースに達します。
12V電源で3個のバルブ直列接続に電流を流しますから電圧が分圧されて、十分な電圧が掛かりませんのライトはぼんやり点灯します。
選択肢(2)が適切ということになります。
用語と問題解説へもどる
一級自動車整備士2005年11月【No.34】
Advertisement
Today Yesterday
Total