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各資格に対する合格基準は以下のように決めれています。
各資格において、1問1点です。
1・2級には分野ごとに最低限の正解を求められる責任点があります。
トータルで合格点を満たしたとしても、
分野点(責任点)をクリアしないと、合格になりません。
例えば、”エンジンやシャシは満点だったが、
法令が1問しか正解していなかった”
という場合は、法令分野の責任点は2点ですから、
これが原因で不合格になったケースもあります。
バランス良く勉強しなければなりません。
自動車整備士の問題数が30~50問ですから、どの級でも1問に重みがありそれが明暗を分けることが多々あります。
確実に仕留めるためにも過去問題は1問たりともあいまいにせず確実に押さえたいものです。
合格基準
一級小型 | ① 50点満点に対し40点以上であること(80%以上) ② さらに、 (1)問題 1〜15 エンジン (2)問題16〜30 シャシ (3)問題31〜40 故障診断技術 (4)問題41〜45 環境保全および安全管理 (5)問題46〜50 法規 の、 それぞれの分野ごとに40パーセント以上の 成績であること。 注意:責任点が分野ごとにことなる。 (1)責任点 15点中×40%=6点 (2)責任点 15点中×40%=6点 (3)責任点 10点中×40%=4点 (4)責任点 5点中×40%=2点 (5)責任点 5点中×40%=2点 口述については割愛。 |
二級ガソリン 二級ジーゼル 二級二輪 |
①40点満点に対し28点以上であること(70%以上) ②さらに、 (1)問題 1〜15 エンジン (2)問題16〜30 シャシ (3)問題31〜35 整備機器等 (4)問題36〜40 法規 の、 それぞれの分野ごとに40パーセント以上の 成績であること。 注意:責任点が分野ごとにことなる。 (1)責任点 15点中×40%=6点 (2)責任点 15点中×40%=6点 (3)責任点 5点中×40%=2点 (4)責任点 5点中×40%=2点 |
二級シャシ | ①30点満点に対し21点以上であること(70%以上) ②さらに (1)問題 1〜20 (2)問題21〜25 (3)問題26〜30の、 それぞれの分野ごとに40パーセント以上の 成績であること。 注意:責任点が分野ごとにことなる。 (1)責任点 20点中×40%=8点 (2)責任点 5点中×40%=2点 (3)責任点 5点中×40%=2点 |
三級ガソリン 三級ジーゼル 三級シャシ 三級二輪 |
30点満点に対し21点以上(70%以上)の 成績であること 責任点なし |
電装・車体 | 40点満点に対し28点以上(70%以上)の 成績であること 責任点なし |
ちなみに、解答時間は1問2分で勘定されています。
二級を受ける場合、70%で合格だから、過去問の70%を
解けるようになればいいと思うと悲惨な目にあいます。
本試験では、70%の力を発揮できれば良い方でしょう。
なれない試験。
会場に行くまでの気遣い。
試験会場が暑かったり寒かったり。
机が狭いとか凸凹してたり。
後ろの方が落ち着きのない方がいらっしゃったり。
試験前までに様々なストレスを受けて本来の力が出せなくなるかもしれません。
変な計算式ですが、心理的には
70%×70%≒50%の力しか出せないと思った方がよい。
普段の半分の力しか発揮できないかもしれません。
昔の人はいいました。
『棒ほど願って針ほどかなう』
といわれます。
棒ほどの大きな望みを持っても、実際に叶うのは
針ほどに小さいものになってしまうことが多いという例えです。
70%正解しようと思っても、実際は50%以下の正解もあり得ます。
100%正解しようと思って、実際は70%正解になるかもしれません。
したがって、責任点など考えず満点を取るつもりで、
取り組みましょう。
(2016年現在の合格基準です。)