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シフト・ポジション・センサ回路の点検
図に示す電子制御式ATのシフト・ポジション・センサ回路の点検に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
図
解説
(1)「Pレンジのとき、V1の電圧が5V、V2の電圧が0Vの場合は、Pレンジの信号回路に断線があり異常検知される。」
説明の通りですので、適切です。
Pレンジのとき、P端子⇒ダイオード⇒短絡です。
このときV1の電圧が5Vは異常です。
(2)「V1の電圧が常に0Vの場合は、Pレンジ以外のレンジで異常検知される。」
Pレンジで短絡ですから、電圧はなし。
故障があればPレンジ以外になります。
だから、これは適切です。
(3)「Nレンジのとき、V3、V4の電圧が共に12Vの場合は、Nレンジの信号回路に断線があ。」
Nレンジ時は、短絡ですから、電圧があるのはおかしいです。断線です。
(4)「Pレンジのとき、V2、V4の電圧が共に0V、V3の電圧が12V、かつ、NレンジのときV3の電圧が0Vの場合はソレノイド系回路に断線がある。」
ソレノイド系回路の断線を問題にしています。
条件①Pレンジのとき、V2、V4の電圧が共に0V、V3の電圧が12V
この時点で、V3の電圧が12V、V4の電圧が0Vでは説明に矛盾があります。
新たな条件①Pレンジのとき、V2=0V(短絡)、V4=5V(12Vが来てない,内部断線)、V3の電圧が5V、
条件②かつ、NレンジのときV3の電圧が0Vの場合は
ソレノイド系回路に断線がある。
ゆえに設問が不適切だから、選択肢(4)が正解です。
試験中は、鉛筆で回路をなぞって、一問題ずつ確認するしかありません。
一級自動車整備士2008年11月【No.26】出題問題
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